子犬の社会化期や、問題行動と言う言葉を耳にしたことはありますか?
社会化期とは、お客さまへお届けしてからの子犬の成長に大きな影響を与える時期であり、これを無視した「売る人」から購入してしまったことが起因となり、さまざまな問題が起こりがちです。そして、捨て犬を生み出すことにもつながります。
早期引渡しは危険です!子犬を迎える最適な時期を知ってください |
社会化期とは、生後3〜12週を指します。
そのうち、子犬が母犬や兄弟犬と過ごす期間が約2ヶ月、母犬の母乳からもらった感染症などの抗体もこのころ切れます。
この約2ヶ月間を十分過ごせないことによる弊害はいろいろありますが、
特に危険なのは、問題行動(吠える、咬む、唸るなど)と、感染症です。
賢い消費者になっていただくための指導をして販売することがペットを扱う業者の使命ですが、お客さまがなるべく小さくかわいい時期(生後45日頃)の子犬を求める傾向が強いことも一因でもあります
子犬流通経路の危険
子犬早期引渡しの危険
子犬ペットショップ先進国事情
平成22念の動愛法改正でペットショップの店頭に子犬がいなくなる!? |
子犬にとって日本はとても遅れた環境であることを飼い主であるみなさんにも理解していただきたい!
日常のペットを取り巻く環境だけでなく、子犬の販売方法(=購入方法)も欧米とは比べ物にならないほど遅れています。
欧米では、8週齢以下の販売(ブリーダーから売られる時期であり、親犬から離す時期)は法律で禁止されていますが、
日本ではなんと8週齢以下の販売が95%も占め、全国で約20ヶ所ある犬猫オークションで取引されています。
これでは満足に社会化期を過ごさない子犬・子猫が売買され、店頭に陳列されることになります。
その結果、消費者が購入されると問題行動を起こしがちになり、捨て犬・捨て猫を生み出す大きな要因となっているのです。
店頭販売であろうがネット販売であろうが、この原則に立った売り方が最も大切なことを知ってください。
平成22年には、子犬の社会化期を重視した法改正(生後8週齢)が行なわれることでしょう。
当店では、法規制に先駆け、生後8週齢未満のお引き渡しは行なっておりません。
つまり、ブリーダーのもとで親犬や兄弟犬と生後2ヶ月になるまでは、犬とのかかわりを学ぶ社会化期を十分過ごし、感染症の心配も軽減できる適切な時期にワクチンを打ってお渡しをしています。
当店独自のしつけ教室「パピー教室」のご案内 |
パピー教室とは子犬がこれから生活していく上で重要な基本的なしつけをする教室です
●子犬同士の触れ合いによって社会性や協調性を身につける
●過度な不安をなくし、安全に1頭でお留守番ができる
●初めての人に対しての恐怖を取り除き、誰に対しても友好的でなつきやすい性質をつくる
●人間に対しての服従心を子犬の内に身につける
●食に興味を示し、与えられた食事を適量摂取できる
●クルーミング等のお手入れを受け入れる
●決められた場所で排泄する癖をつける
これらの事をすべてクリアしたわんこをパピー教室卒業犬としています。