犬猫の不妊手術はどんな効用があるのだろうか?
ここでは犬を主体にご説明しましょう。効用は、猫もほとんど同様とお考えください。しばしば捨犬・捨猫に対して不妊手術をしてから里親を探す話を耳にされると思います。
それはいたずらに捨犬・捨猫を増やさないためでもあり、里親になっていただいた方に問題行動をとらないようにするためでもあります。
捨犬・捨猫の不妊手術に関しては、獣医さんの中にはお金をいただかないでやってくださる所もあります。
不妊手術の効用は? |
1番の効用は様々な病気からの予防効果
犬の死亡率の多い順番は癌、心疾患となっています。この二つで何と6割を超えています。 20年ほど前までは感染症が最も多かったのですが、最近では、感染症の死亡率は10%ほどに落ちてまいりました。問題行動の予防
メスなら年2回訪れる発情期特有の問題行動を抑制します。経験されている方ならお判りでしょうが、食欲がなくなったり、突然吠えたり噛み付いたりと言うことも激減するのです。オスならマーキング、遠吠えの抑制効果があります。発情期の突然的な行動予防
メスが発するフェロモンめがけてオスが突進するような問題行動を言います。春先にしばしば猫が交通事故に遭っているのを見た方も多いでしょう。オス猫が、周りに目もくれずメス猫の臭いに突進して交通事故に遭ってしまうのです。
いつ頃すれば良いのか?また費用は? |
時期的には最初の発情期が訪れる前、 3ヶ月から6ヶ月頃がお薦め。
費用は合計すると 45,000円〜50,000円 ほど。
オスの去勢手術なら15,000円〜20,000円、メスなら25,000円〜30,000円 ですが手術後に3日間程度の入院などが必要となります。
しかし、様々の効用を考えると割安であり、愛するパートナーに長生きしてもらうためにもぜひやっておいてください。