ご主人様と出会うまで・・・

旅立ち!!

空輸と陸送に関して

ワンちゃんの始めての旅行は、一番負担が掛からない方法をブリーダーと相談して決定します。

この決定に当たっては、狭い籠に入れられている時間はどっちが短いか、距離は、温度はなどから決定します。

空輸の場合、飛行機の飛んでいる時間が日本全国ほとんど1時間程度です。時間的には陸送に比べて負担が少なく済むはずです。

一方陸送は、コスト的に安価で全国対応していただける運送会社が「西濃運輸」と「福山通運」に限られています。 両社からブリーダーが利用している運送会社を選択し、お客様のご住所に近い運送会社の営業所留めとなります。
この両社は夕方の集荷(営業所により19時頃までの所もあり)をし、距離や交通事情によっても異なりますが真夜中から明け方に到着するのが一般的です。
到着したら連絡をもらうよう事前に依頼(伝票No.を伝えておく)しておく方が良いでしょう。
いずれにしても飛行機に比べ長い時間が掛かります。 しかし、ブリーダーからの近場の移動はやむを得ません。

飛行機の貨物室は、客室と同じく20度〜25度に維持されています。快適な旅となるでしょう。
一方陸送の場合は、夏場の暑い時や冬場の寒い時は色々配慮して送犬するようブリーダーに依頼しておかねばなりません。例えばホッカイロやドライアイスを利用し、温度調節の工夫などです。

MIX犬 空輸の場合で直行便が飛んでない時は、乗り継ぎ便を利用することもあります。 乗り継ぎ時間は2時間以上を空けないとなりません。総時間を陸送と比較して決定します。
なおこの場合でも、運送費は変わりません。

最後に運送費ですが、陸送はおおよそ5000円 空輸で日本全国おおよそ10000円〜20000円程度です。
【ご参考】
・西濃運輸のホームページはこちらから  http://www.seino.co.jp/seino/
・福山通運のホームページはこちらから  http://www.fukutsu.co.jp/
・JALのホームページで時間を調べるはこちらから  http://www.jal.co.jp/5971/
・ANAのホームページで時間を調べるはこちらから  http://www.ana.co.jp/asw/

 

僕をよく見て!!

ワンちゃん受取り時に、次をチェックしよう

さあ、ワンちゃんと始めての出逢いです。下記10項目は誰にでもチェックできますよ。ワンちゃんの健康状態をチェックしてください。これらが合格なら一安心です。異常が見受けられたらその場ですぐにご連絡ください。

1. 性別、カラーなど依頼したワンちゃんに間違いないか。

2. 籠の中に糞をしている場合、水下痢でないか。(到着後2,3日は環境変化により便が緩くなる事があります)

3. 抱いてみて、骨格はしっかりしている感じか、また見た目に比べ重みが感じられるか。

4. 毛ツヤはどうか。フケ、ハゲ、皮膚の湿疹などないか。痒がっていないか。

5. 肛門をみて、ハレ、ただれがないか。痒がっていないか。

ダックス6. 目ヤニは出てないか(涙焼けと違う)。

7.目に輝きがあるか。

8. 鼻水が出てないか。

9. 歯ぐきや舌がピンク色か、口臭はないか。

10. 歩行状態に異常はないか。

犬種によっては別途チェック項目もありますが、専門的なことであり当店で事前にブリーダーと確認済です。 [例:チワワ----------泉門(脳天)の開き具合]

受取りに当たっては、特に持って行く物はございません。籠の中が汚れている場合は新聞紙の交換、水は自販機のポカリスエットやアクエリアスを買って、キャップに注いで飲まして下さい。
(疲れている時は仔犬の血糖値が下がっていますから、多少甘さがあった方が良いのです。)

籠にワクチン証明書や血統書が貼り付けている場合、大切に保管してください。

 

最初が肝心

我家に到着

ここから3日間ほどは新しい環境に慣れるまである程度我慢比べと思ってください。何でも最初が肝心です。

1. 可愛いワンちゃんですから抱っこしたいでしょう。食事の前後などに30分程度の時間を決めてかまって上げてください。

とにかく疲れとストレスが溜まっていますから、3日間ほどはゆっくり休ませて上げることが肝要です。

2. 室温にご注意を。特別に難しく考える必要はありません。

犬も人と同じです。寒い時は犬も寒い、暑い時は犬も暑いのです。この心配りを忘れないでください。

3. ケイジやサークルから出して欲しくて騒いでも決して出してはダメです。

ここで負けて出してしまうと騒いだら出してもらえると学習してしまいます。

4. 健康のバロメーターは糞です

子犬の場合は多少軟便ですが元気があるなら様子を見てください。しばしば子犬は母犬の便を舐めて、おなかに回虫がいる場合もあります。
従って普通はブリーダー段階で駆虫薬を入れていますが、それでも出ない場合がままあり得ます。
その虫が環境変化で動き出し、下痢の症状を見せる場合があるのです。 ティッシュで掴めないような水下痢はすぐに獣医に連れて行ってください。
食欲はあるけど下痢が続いているとその内に食欲もなくなり、低血糖を引き起こし死に至る場合もあります。
早期発見ならば、なんら慌てる必要はありません。獣医のくれた駆虫薬をフードに混ぜて与えればすぐに解消します。

5. 同様に耳を掻く状態の時は、耳ダニがいる可能性もあります。

その場合も、獣医から診察していただきダニの駆除薬を付けてあげればすぐに解消します。
回虫や耳ダニはブリーダー段階でかなり配慮し清潔度の維持に努めているはずですが、どんなに気を遣っても完全には駆除できない性格のものです。

6. 3日間ほどの夜泣きは当たり前です

泣いても決して負けて、ケイジから出さないでください。本能的に親犬や兄弟との生活を思い出し、寂しがっているのです。
これからはあなたが家族であり親ですよ。 なお、親の匂いが付いた布切れが欲しいと要望される場合もありますが、これは新しい環境に馴染まないことにもつながり、一考が必要でしょう。

7. フードの与え方

フードは、現在食べているフードをブリーダーから聞いてお伝えします。

(標準的な食べさせ方)

お湯で15分ぐらいふやかしてから、つぶして、かき混ぜて食べさす。水分が多いと便が緩くなるのでしっかり水気を切って。
量は最初に食べた量(最初は多目に与える)を基準に徐々に増やして行く。
逆にお湯の量は減らし気味にし、生後90日以降(歯が生えてきた頃)は完全ドライに切り替える。
仔犬の頭半分が、ふやかし状態で1日に与える量です。この判断は難しいですから最初にどれほど食べるか余らす程度に与えて目安を覚えてください)

1日の回数は2回〜3回
(1日の食べる量が決まっているので、それを何回かに分けて与えると言うことです。子犬の内は、できたら3回の方がベター)。夏場はいつまでも置いておくと悪くなるので注意。

食べが悪い時は、肉缶詰をチョット混ぜて食べさす(臭い付け程度です)。
鳥のササミをボイルして混ぜて与えても良い。 また犬用粉ミルクはサプリメント代わりに与えても良い。 デビフのカロリーエースを少量ふりかけると食べ付きがよくなります。

水は新鮮な水道水を与える。(ミネラルウォーターは尿結石を引き起こしやすい)

決して牛乳は与えないでください。下痢の原因になります。

8. トイレは位置を決めたら動かさないで下さい。(サークル内でトイレ、ベットを半分つつに分けてしつける)

9. 生後約4ヶ月間は、歯が生え変わるまで「あまがみ」があります。

その場合上下の顎を強く掴むか、口の付け根を思いっきり横方向に引っ張り、嫌がるまで「ダメ、ダメ」を繰り返して下さい。これも我慢比べです。

10. お散歩やシャワーは90日ワクチンが終わって1週間目のデビューと考えて下さい。

ただしダッコして外に連れて行くのは構いません。また、お尻が汚れている場合などは部分洗いや蒸しタオルで拭いてあげてください。

11. 獣医さんのことを悪く言うつもりはサラサラありませんが、近所の人から聞いて流行っている所に行ってください。

ペットには健康保険がありませんから、獣医師の料金は様々です。

また、ブリーディングの知識や環境を知らない獣医も多いのが現実であり、何かあると子犬の問題、ブリーダーの問題にされがちな傾向にあります。小さい病気でも最悪を考えて大きい病気を伝える傾向にあります。

例えばケンネルコフ(犬の風邪)とジステンバは初期症状が似ています。ジステンバは血液検査を終えないと断定できません。

この場合「ジステンバの疑いがある」と告げることになります。獣医師の立場上、仕方ないのかも知れませんね。

ケンネルコフは比較的どこでも発症しやすく(特に乾燥しやすい秋〜冬にかけて)、予防接種をしていても軽く症状が出る場合が多々あります。ケンネルコフの場合は軽症であれば自然治癒します

が、咳が頻繁な場合や1週間も続く場合は抗生剤などの服用が回復を早めますので薬の服用が好ましいです。

一番多いのが膝の関節についての診察判断です。これは獣医によって表現にかなり差があります。

私は、医者と立場は違いますが、安易にお客様に不安感を与えるのはどうかなと思います。

関節を外してなどのきちんとした検査をしてレントゲン撮影をして確実な結果を出しての表現でないのなら 過度な表現は避けるべきだと思います。飼い主様は獣医の言う事を信じてしまいがちです。

その場合は小型犬に多いと言う事で注意して育ててくださいと言う表現が適切ですね! このように飼い主様の不安をあおるような獣医は信頼できません。

膝の関節の診断については最低2件以上の獣医に判断してもらってから、しばらく成長過程を観察するのか、今すぐ手術しなければならないのか慎重に判断するべきです。

不必要な手術は絶対に避けるべきです!飼い主の心得