この犬のルーツは?

イギリスのヨークシャー地方で、家屋を荒らすネズミの被害が多かった時期に、それを捕獲するために作出されたという犬種。
作出当時はかなり大きな犬だったといわれている。
また19世紀末頃には、貴婦人のペットとして流行した。
テリアとして最も小型の部類に含まれ、クライスデール・テリアを元に、スカイ・テリアなど多くのテリア類やマルチーズなどと交配され作出された。
1886
年にはイギリスのケンネル・クラブで正式公認される。以降、世界的な愛玩犬としての人気を確立し、ヨーキーの名前で愛好されている。

外見的特徴外見的特徴

抜 け毛や匂いがほとんど無い為、アレルギー体質のお子様の居る家庭に向いている。非常に長く、細くツヤのある被毛が、背中の中央で左右に分かれてまっすぐに 垂れ下がっている。ペットで飼育する場合は短くペットカットが最適。可愛らしい顔立ちに、引き締まった体で軽快に歩く様子は、知的で気品に溢れている。尾 は通常適度な長さに断尾される。

性格性格

と ても愛情深く、人の話を良く聞き、さらに愛らしいその目で答えてくれる。じっと飼い主の顔を見て、目で会話をするとてもやさしい犬。反面、警戒心が強く、 負けん気があり活発。元気で生粋のテリアの気質があり、さらに鋭い感覚と知性も併せもっている。また忠誠心の高さでも定評がある。高貴でおしゃま、誇り高 い姿そのままの性格といえるだろう。自分のテリトリーをしっかりと守ろうとするので、番犬としても適している。

飼育飼育

家庭犬として飼う場合、毛は短くカットしたほうが管理しやすい。運動後のグルーミングと定期的なトリミングを行う必要がある。伸びやすい爪は、定期的に切ること。温湯によるシャンプーとリンスは、月2回くらいのペースで行いたいところだ。洗った後はよくすすぎ、水気を十分に取ってから毛並みにそってピンブラシで整え、ドライヤーで十分に乾かす。

健康上の注意点健康上の注意点

運動はそう多くは必要ないが、体調や季節、状況に応じて、食間か食前に20分程度、規則的に実行するといい。活動的な犬なので、日光浴をかねて自由に遊ばせたい。冬の寒い時期はガウンを着せるなどの、保温対策も忘れずに行う。比較的歯が弱いため、そうした健康管理に注意を払うことが大切だ。健康状態に応じた、適量の食事を朝夕2度与える。また冬季は、栄養バランスのとれたフードを中心に与えること。運動不足からくる肥満にも注意したい。

体高体高

平均23cm

体重体重

3kg前後 固体により差がある