ますは新しい犬を迎える前に!
新しい犬を迎えるとき、まず、先住犬の性格を考えます。先住犬と新しい犬の相性は?
一般的に、先住犬と違う性別で、年齢が若い方がよいとされています。
またある程度頭数が多いほど自然と群れ社会が確立するため子犬は先住犬をまねて自然とマナーを覚えていきます。
子犬から迎えるのであればまず心配はありません。特に当店でお譲りしている子犬はきちんと社会期を親元で過ごしていますので安心です。
難しいと思われるケースとしてはオス同士で、2頭飼い、お互いに成犬、さらに先住犬よりも、新入りの方が年上という場合です。
ケンカの発端はお互いに姿を見ると、すぐにエキサイトしてしまいます。所有物の奪い合いなど、何かきっかけがある。
お互いに挨拶もせずに、ケンカが始まってしまう。
オス同士の成犬の場合はこのような事もあります。先住犬にしてみれば、今まで自分と飼い主が暮らしていたテリトリーの中に、
見知らぬ犬が突然やって来たのですから、自分たちの生活を脅かす敵だと、第一印象で判断してしまってもおかしくないですよね?
このような場合には、残念ですが、「仲よく」なるのは、むずかしいかもしれません。
2匹を仲よくさせるには?(オス同士の成犬の場合)
2匹が一緒に暮らしていくには、まずは、先住犬に「新しい犬が群れ(家族)の一員である」と認識させなくてはなりません。
その過程で、ある程度の妥協と順位の決着がつけば、争いは減るはずです。
では、具体的にどうすればいいのでしょう?
◆基本的に先住犬を優先にする
ご飯や散歩、ブラッシングなど、犬に接するとき、声をかけるときなど、すべて先住犬から。 ただし、新しい犬の方が明らかに優位の場合は、こちらを優先とします。
◆去勢手術をしていないのであれば行う
テリトリー意識や上位志向を軽減させ、ライバル意識を持たせないようにするためです。 手術は2匹とも行い、順番は、遅く来た犬からです。 順位の判断がむずかしい場合には、同時か、なるべく時間をあけずに行うようにしてください。
◆徐々に慣らす
犬同士が許容できる距離を、徐々に縮めていくようにします。必ず犬の安全を確保した状態で。
◆競争心をあおるようなことに注意する
ひとつのボールを追わせたり、片方のみをひいきしたりしてはダメ。順番をつけることは必要ですが、一方に与えた楽しみは、両者に与えるようにしてください。
◆たのしいことは2匹一緒のときに行う
相手の犬がいるときには、何かよいことがあると関連づけさせ、相手の存在が不快ではなく、好意となるように認識させます。
◆リーダーの権限を行使する
群れの中での喧嘩を絶対許さず、徹底させることが大切です。破ったら、その犬に合った制裁(罰)を与えましょう。ただし、これは飼い主がしっかりとリーダーとなっていること、犬をコントロールできることが条件です。絶対に無理はしないでください。
◆お互いのテリトリー以外の場所で会わせる
最初に犬を会わせるときに行う方法ですが、どちらのテリトリーでもない見知らぬ場所で(自宅以外が理想)会わせるとよいでしょう。 無理と焦りは禁物です。日常の中で、これらをつねに意識し、犬と接するようにしましょう。実際には、見知らぬ場所でお互いの存在を意識させながら、おやつを与えるなど、複数の項目を組み合わせると行いやすいかもしれません。
2頭目を迎えたい理由はなんですか?
先住犬がシャイなので他の犬と仲良くできないから慣れさせる意味で2頭めを飼いたい?
それとも愛犬の遊び相手として?
2頭という数はお互い1対1の関係になりがちですので飼育に余裕があるのであれば多頭飼いの方が相性に悩むよりもいいのかもしれませんよ。
犬の性質上、心配しなくても比較的なかよくなります。 ワンちゃんと遊ぶ楽しみを先住犬が覚えるのでより良い関係が築けて2頭め、3頭目を飼ってよかったとの声がとても多いです。
しかし先住犬との相性は子犬のうちからでは残念ながらなかなか推測できません。
よく先住犬との相性を見てから購入したいと申される方がいますが店頭でいきなりあった子犬と相性が会うかどうかなどは到底判断できる事ではありませんし、ペットショップに先住犬を連れてきても普段と違う環境で他の犬の臭いが沢山するわけですので先住犬は興奮するか怯えてしまうかのどちらかです。
そのような状況で何を基準に判断できるのでしょうか?犬の相性を見てから決めるのは物理的に不可能だと考えます。 中には、自分の愛犬に『どの子にする?』と選ばせようとする方さえ居ます。気持ちはわかりますが、無謀にも程があります。犬の相性より飼い主様が次のわんちゃんを迎える意思がしっかりある事が重要です。
その上で先住犬のお友達にと考えるのであれば一緒にお散歩を楽しめたり遊べるような大きさの子を選ぶ、または、室外犬の先住犬が居て今度は室内で飼育したいという場合には飼育方法はまったく異なりますので、初めて迎える気持ちで(初心に返り)室内犬を飼育する為の知識を持ち迎える事が大切です。 基本的に犬は群れで生活する動物ですので、ほとんどの犬は仲良くできています。 (飼い主様の心配は無用に終ったパターンがほとんど) しかも迎える側が子犬であればますは心配は必要なく問題はほとんど皆無です。 飼い主様が犬の習性を理解した上で飼育するという事が最大のポイントとなります。
子犬を迎えるときにはいくつかポイントをチェックしてください (上記でご説明した内容と重複しまうが今一度ご確認を・・・)
@先住犬と子犬をはじめて引き合わせるときに子犬にきちんとワクチンが接種されて免疫ができてからにしてください
先住犬は外でいろいろな雑菌や病原菌を足や体につけてきます。免疫のない子犬には脅威となることもあります。
A子犬に十分免疫ができて先住犬との初対面で先住犬と子犬のゲージの位置を近くに置くことからはじめてください
ゲージはもちろんそれぞれの分2つ用意してくださいね!
B子犬と先住犬がはじめて遊ぶときには特に気をつけます
子犬はとてもしつこいので先住犬が嫌がるときがあります。
嫌がっているときに無理に遊ばせようとすると子犬を嫌いになってしまい怖がるようになります。
必ず飼い主が居る所で行います。犬だけで遊ばせては絶対いけません。
大好きな行事(おやつ、お散歩)を子犬と一緒に共有することにより子犬といることが好きな時間になってくれます。
二匹が仲良くしたら、おやつをもらえるといういいことがあると覚え込ませるのです。
基本は様子見で徐々にならすということです。
Cご飯を食べさせる時やお散歩時のリードをつけるタイミングは先住犬をかならず優先です
犬は上下関係の厳しい世界にいます。
後輩である子犬は常にあとまわしが鉄則です!
今まで飼い主様の愛情を独占してきた先住犬にとって子犬は常にライバルです。
子犬を可愛がる以上に(いつもの倍以上)愛情を先住犬にも与えてください。
先住犬と子犬がなかよくできるかどうかは飼い主様にかかっています! ルールを守って仲良くできるように見守ってあげてください。
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